施設統括部ニュース
公共建築賞・特別賞を受賞しました。
H24.11.09
名古屋大学東山キャンパスにある豊田講堂が、一般社団法人公共建築協会主催の第十三回公共建築賞において、公共建築賞・特別賞を受賞し、平成24年11月9日に発明会館ホール(東京都港区)で表彰式が行われました。
今回は全国から95点の応募があり、第1次審査で推薦・選定された29点の優秀賞受賞建築物(公共建築協会会長表彰)の中から、公共建築賞(国土交通大臣表彰)として行政施設部門、文化施設部門及び生活施設部門の部門毎に、それぞれ最も優れた建築物各1点が、また、公共建築賞・特別賞(国土交通省大臣官房官庁営繕部長表彰)として、特に優れた特徴を持つ建築物3点が選ばれました。
今回受賞しました豊田講堂は登録有形文化財であるとともに、モダニズム建築の代表作である講堂を市民交流の拠点として増築・改修したものであり、保存再生、機能強化・拡充など建設当時の精神を保持しながらより豊かな空間への再生を図っていること、また、改修後は多様なプログラムで利用され利用率も大幅に向上しており、今後もこの施設を永く使っていこうという大学の姿勢が感じられる点などが評価されました。
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豊田講堂外観
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シンポジウムの開催など
地域との交流の場として広く活用されている
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賞状
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銘板
愛知県環境部主催の平成23年度愛知県省エネ対策講習会
H24.03.21
03.22
愛知県環境部主催の平成23年度愛知県省エネ対策講習会において、本学の山口博行参事が「名古屋大学管理一体型ESCO事業と成果について」と題し、講演を行いました。当日は、会場の愛知県三の丸庁舎8階大会議室の会場に愛知県の学校や愛知県施設の関係者の方々等、両日で約200名が出席されました。
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講演をする山口参事と会場の様子

会場外観
名大の施設整備等をテーマとした学生による卒論・修論発表が施設系技術職員を対象に行われました。
H24.02.15
近年、名古屋大学では省エネの可能性を追求したES総合館(平成23年度完成)や国立大学初の設計コミッショニング(性能検証)を採用した総合研究棟(地域環境系)(平成24年度完成予定・現在施工中)など、先進的な施設整備がされており、名大で学ぶ学生も大いに関心を寄せるものでした。そのような中、今年度、工学部や環境学研究科の学生による卒業論文・修士論文の中に、それらをテーマとしたものが10件もあり、施設系技術職員にとって、今後の施設整備やエネルギーマネジメントに大いに参考になりうると、指導教員から提案があり、2月15日に発表会が開催されました。当日は藤井施設担当理事をはじめ、教員や職員など約40名が参加しました。論文は、施設に取り入れた省エネ技術の検証や、コミッショニングの方法や課題、またコミュニケーションをテーマとし部屋の配置による建物内での行動検証など、研究プロセスや職員にはない学生の新しい視点にふれることでき、とても有意義なものとなりました。
このような教員・学生・職員の融合は、名大の施設整備はもとより、教育・研究においても、さらなる向上が望めるものであり、今後も継続し発展させていきたいと考えています。発表会資料はこちら(学内専用ページ)をご覧ください。
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発表会の様子
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テーマとして多く取り上げられたES総合館
名古屋大学は、環境省主催の省エネ・照明デザインアワード2011を受賞しました。
H24.02.09
名古屋大学は、環境省主催の省エネ・照明デザインアワード2011において、総合施設・公共施設部門で、工学研究科中央棟・素粒子宇宙研究棟(ES総合館、全館LED照明)が、また、まち・地区・その他部門で、東山キャンパス(LED外灯)が、それぞれ優秀事例賞を受賞しました。平成24年2月6日、東京大手町日経ビル(日経ホール)にて、その授賞式が行われました。このデザインアワードは、視環境、技法、効果の3分野で審査が行われ、省エネ性能ばかりではなく、高いデザイン性、先進性、独自性、空間の快適性、経済性、波及性などが評価のポイントとされています。

授与式での記念撮影
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総合施設・公共施設部門で
優秀事例賞を受賞したES総合館
省エネルギーセンター会長賞を受賞しました。
H24.02.07
名古屋大学は、財団法人省エネルギーセンター主催(経済産業省後援)の省エネ大賞において、「名古屋大学医学部附属病院における管理一体型ESCO事業」の事例で省エネルギーセンター会長賞を受賞しました。2月1日に東京・有明の国際展示場(東京ビッグサイト)会議棟で授賞式が、2日には同会議棟で受賞発表大会が行われ、本学の山口博行参事が、受賞講演を行いました。また、2月1日~3日にビッグサイトで開催されたENEX2012において、受賞物件のパネル展示を行いました。
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共同受賞者と記念撮影
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講演する山口参事
豊田講堂「登録有形文化財」への登録及び「BELCA賞」受賞記念式典を開催
H24.01.12
1月12日に名古屋大学では、豊田講堂の建設寄付者であるトヨタ自動車株式会社の名誉会長豊田章一郎氏、豊田講堂の設計者である槇文彦氏、愛知県教育委員会教育長の今井英明氏をお招きし、豊田講堂「登録有形文化財」への登録及び「BELCA賞」受賞記念式典を開催しました。
当日は槇氏への名古屋大学名誉博士称号授与式、「登録有形文化財」登録記念プレート除幕式の後、記念式典が執り行われました。記念式典では、主催者である濵口総長よりの挨拶の後、豊田氏より来賓のご挨拶を頂き、本学の谷口教授より「登録有形文化財とBELCA賞受賞の意義」と題して解説がありました。引き続き、槇氏より「西方への旅とその半世紀後」と題して、豊田講堂を設計するに至った経緯、設計コンセプト、またこれまで歩んでこられた半世紀を、西方への旅を通じてお話しいただきました。ご講演の後、建築を学ぶ学生などから活発な質問があり、これに対し槇氏からは設計に対する想いや取り組み方など励ましの言葉を込めた、丁寧な回答を頂きました。設計事務所を始めとする建設業界関係者、学生並びに教員など700名を越す来場者があり、豊田講堂がほぼ満席になるなど、大変盛況な記念式典となりました。
豊田講堂は1960年(昭和35年)に建設された、槇氏の初期の代表作であり、日本を代表するモダニズム建築のひとつとして高く評価されています。すでに日本建築学会賞やDOCOMOMOjapan近代建築100に選ばれているところですが、2007年(平成19年)に、原設計者である槇氏の手によって再生され、名古屋大学創基140周年、そして豊田講堂誕生50周年の記念すべき年となった昨年、「登録有形文化財」に登録されました。また、ロングライフビル推進協会(BELCA)から「BELCA賞(ベストリフォーム部門)」を受賞しました。
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名古屋大学名誉博士号授与式での記念撮影
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「登録有形文化財」記念プレート
除幕式での記念撮影
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槇氏による記念講演の様子
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参加者の質問に耳を傾ける槇氏