施設統括部ニュース

地域カーボン・カウンセラー養成講座において、講演を行いました。

 名古屋市伏見のATビル名古屋サンスカイルームで開催された、内閣府の地域社会雇用創造事業として、(社)カーボンマネジメント・アカデミーが主催した「地域カーボン・カウンセラー養成講座」で、本学の山口博行参事が「名古屋大学におけるCO2削減の取り組みについて」と題して講演しました。 「地域カーボン・カウンセラー」とは、CO2削減の指導・アドバイスを行える人材です。

発表スライド

発表スライド

講習会の模様

講演をされる山口参事

第8回大学施設マネジメント研究会が「サスティナビリティ-持続型キャンパスモデルを目指して-」というテーマで開催。

 研究会は名古屋大学の施設設備担当理事・副総長の藤井先生の挨拶に始まり、第一部として①「スマートキャンパス構想~カーボンフリーへのチャレンジ~」三重大学学長補佐の朴恵淑先生、②「東京大学における実効ある環境負荷削減に向けた取り組み~東大サスティナブルキャンパスプロジェクト~」東京大学TSCP室迫田一昭室長補佐、河野匡志室員、③「サスティナブルキャンパス推進本部(Office of Sustainable Campus)の設置について」北海道大学施設部の中村隆行部長の講演が行われました。
 第二部には、「キャンパスサスティナビリティの実現に向けて」をテーマに、本学松岡利昌施設計画推進室准教授と恒川和久大学院工学研究科講師の司会進行で、上記の講師の他、藤井理事、千葉大学キャンパス整備計画室上野武室長を加えて、パネルディスカッションが行われました。ここでは各講師の講演に対する会場からの質問や疑問を中心に、各講師からの回答や講演では説明されなかった情報を交えて、サスティナブルキャンパス実現へ向けての活発な議論が展開されました。

パネルディスカッションの模様

パネルディスカッションの模様

参加者の様子

およそ170名が参加

エネルギーマネジメント研究・検討会で省エネ説明会を開催。

 エネルギーマネジメント研究・検討会(EM研)では、10月、11月を中心に各研究科・研究所教授会及び生協職員を対象に、省エネ説明会を開催しました。説明会では藤井施設設備担当理事の挨拶に続き、EM研のエコトピア科学研究所片山正昭教授、同じく工学研究科の恒川和久講師により「低炭素エコキャンパス実現にむけて省エネへの取り組みのお願い」と題して、名古屋大学のエネルギー使用・CO2排出量の実態、各研究科等のエネルギー使用実態、名古屋大学のCO2削減のためのアクションプラン、具体的な省エネ手法、省エネ推進事業費の活用等について説明し、学生を含む全構成員に対し、省エネへの取り組みの必要性の周知とご協力をお願いしました。また、EM研では未実施の研究科等へ今後もこの説明会を継続的に実施していく予定です。

教授会での説明写真

教授会での説明

生協での説明写真

生協での説明

第2回名古屋大学ファシリティマネジメント短期教育コースが、「公共施設におけるファシリティマネジメントの課題と戦略」というテーマで開催。

 この短期教育コースは、昨年に引き続き2回目の開催で、ベンチャービジネスラボラトリー3階のベンチャーホールで催されました。初めに本学施設担当の藤井理事から開会の挨拶、その後に講義①「公共ファシリティマネジメントの課題と戦略」(講師:中津エフエムコンサルティング中津元次氏)。講義②「公共ファシリティマネジメントの実践と体制づくり」(講師:プロコード・コンサルティング松成和夫氏)。昼食を挟んで講義③「浜松市における施設経営の取組みについて-施設評価による総量縮減に向けた施策の転換」(講師:浜松市資産経営課FM企画グループ主任松野英男氏)。講義④「武蔵野市における計画保全について-事後保全から計画的保全への転換」(講師:武蔵野市財務部施設課課長補佐伊藤賢二氏)が行われました。
 これらの講義 を受ける形で、上記の講師のほか、名古屋大学施設計画推進室松岡利昌特任准教授、施設整備推進室恒川和久講師を含め、会場の参加者も交えて講義のQ&Aを中心に、パネルディスカッションが活発に行われました。 短期教育コース終了後、同じ会場で参加者による意見交換会が催され、講師を取り囲み熱心なQ&Aや議論が展開されました。
 この短期教育コースは、来年以降も継続して実施する予定ですので、多数の方々の参加をお願いします。また、12月2日には、第8回名古屋大学、大学施設マネジメント研究会が「サスティナビリティ-持続型キャンパスモデルを目指して」というテーマで開催されることが、案内されました。

パネルディスカッションの模様

パネルディスカッションの模様

経済産業省電力負荷平準化対策推進事業セミナーにおいて、講演を行いました。

 広島市RCC文化センターで開催された平成22年度 経済産業省電力負荷平準化対策推進事業セミナーにおいて、本学の山口博行参事が「先導的負荷平準化普及モデル事業採択事例-既存竪型温度成層式蓄熱槽の活用と高効率ヒートポンプ導入による電力負荷平準化-」と題して講演しました。

発表スライド

発表スライド

講演をされる山口参事の写真

講演をされる山口参事

環境・エネルギーをテーマとしたメッセナゴヤ2010に出展。

 平成22年10月27日から30日までの4日間、環境・エネルギーをテーマにポートメッセ名古屋で開催された、メッセナゴヤ2010に名古屋大学産学連携本部、エコトピア科学研究所とともにエネルギーマネジメント研究・検討会(EM研)も出展しました。
 今回は2008年についで2回目の出展で、EM研の紹介とこれまでの活動報告、キャンパスマスタープラン2010の紹介、名古屋大学のCO2排出量削減の目標値と実行するためのアクションプランの紹介、最先端の省エネ対策(国立大学初の全館LED照明等)を実施し、CASBEE名古屋(建築物総合環境性能評価システム)で最高ランクSを取得した工学研究科中央棟・素粒子宇宙研究棟(ES総合館)の紹介等を行いました。
 多数のお客様に名古屋大学のブースにご来場頂き、まことに有り難うございました。

パンフレット

パンフレット

会場の様子

会場の様子

地下鉄名城線「名古屋大学」駅の地下連絡通路が開通しました。

 長年の懸案であった雨に濡れずに駅から直接名古屋大学内の建物にアプローチすることのできる連絡通路が開通しました。この連絡通路は、駅構内から地下1階のサンクンガーデンを通じて工学部IB電子情報館へ直接出入りでき、名古屋大学西地区入構への利便性が高まることが期待されます。

連絡通路の写真

開通した連絡通路にて

左から
藤井施設担当理事
宇野名古屋大学駅駅長
鈴木名城線東部駅務区区長

(財)石田財団からの寄付の贈呈式及び懇談会が行われました。

 名古屋大学は、(財)石田財団から寄付の申出を受け、9月28日(火)に同財団から小山理事長をはじめ8名の関係者を招き、寄付の贈呈式を本学において行いました。
 同財団は、地域社会の発展や教育に関心を寄せていた石田退三氏(元トヨタ自動車工業(株)社長)の意思を継承し、教育、学術、芸術の発展等に寄与することを目的として、昭和55年に立ち上げられ、科学技術に関する試験研究を行う者への助成金支給等の事業を展開してきましたが、所期の目的を果たしたとして解散されました。その結果、本学が同財団の保有していた土地、有価証券などの残余資産の寄付を受ける事になったものです。
 贈呈式は、小山理事長の寄付目録の贈呈から始まり、総長からの感謝の言葉、記念品の贈呈と進み、式は滞りなく終了しました。総長は感謝の言葉の中で、寄付頂いた資産を財団の理念及び目的を継承するために、優れた留学生受入れのための宿舎建設、若手研究者育成のための「石田賞」の創設などに使用することを表明しました。
 その後、引き続き行われた懇談会では、建設予定の留学生宿舎「名古屋大学石田記念インターナショナルレジデンス妙見」(来年8月末完成予定)の計画案について、山口参事から説明がありました。

建物外観画像

建物外観

エントランス画像

エントランス

平成22年度経済産業省電力負荷平準化対策推進事業セミナーにおいて、講演を行いました。

 沖縄県立博物館・美術館で開催された平成22年度 経済産業省電力負荷平準化対策推進事業セミナーにおいて、本学の山口博行参事が「先導的負荷平準化普及モデル事業採択事例-既存竪型温度成層式蓄熱槽の活用と高効率ヒートポンプ導入による電力負荷平準化-」と題して講演しました。

発表スライド

発表スライド

講演をされる山口参事

講演をされる山口参事

「第13回 蓄熱のつどい」において、(財)ヒートポンプ蓄熱センターより感謝状を贈呈されました。

 (財)ヒートポンプ蓄熱センターでは、毎年7月に「蓄熱のつどい」を開催し、ヒートポンプ・蓄熱システムの普及促進に努めており、その中でヒートポンプ・蓄熱システムの開発や導入活用した企業や団体等に、「育てる」「拡める」「活かす」の3分野に感謝状を贈呈しております。
 今回の「第13回 蓄熱の集い」において、名古屋大学は昨年に引き続き、「活かす」の分野で、通算3回目の感謝状を贈呈されました。今回は、鶴舞キャンパスの病棟・中央診療棟等の附属病院・医学研究科の建物の空調等の熱源更新に、最新の高効率ヒートポンプと蓄熱システムを導入し、省エネ・省CO2・省コストを図ったことが感謝状贈呈の評価に繋がりました。
 名古屋大学は、毎年約8万tのCO2を排出しており、教育・研究の活性化とCO2削減の両立を図ることが、社会に対する大学の責務と考えています。そこで本年3月に総長より、2014年時点で2005年比20%以上のCO2削減を目指すことを社会に公表するとともに、その実現に邁進しています。今回の鶴舞キャンパスの取組みで、約7000t強のCO2削減が可能となります。

贈呈式の様子1

贈呈式の様子

贈呈式の様子2

贈呈式の様子

感謝状

感謝状

贈呈式に参加したメンバー写真

贈呈式に参加したメンバー

前列:(左)濵口総長、(右)藤井施設担当理事
後列:(左)河地施設管理課長、(中)山口参事、(右)奥村施設管理部長

第十三回環境報告書賞・サステナビリティ報告書賞
「環境報告書賞 公共部門賞」を受賞

 名古屋大学が平成21年度に公表した「環境報告書2009」が、東洋経済新報社主催の第十三回環境報告書賞・サステナビリティ報告書賞の「環境報告書賞 公共部門賞」を受賞し、平成22年5月13日に東京會舘(東京都千代田区)で表彰式が行われ、表彰状と記念品が授与されました。 東洋経済新報社では、日本の企業の環境情報開示に対する認知度を高め、環境報告書が質量ともに向上することを目標として、グリーンリポーティング・フォーラムと共同で1998年に「環境報告書賞」を創設され、この度公共部門賞に、自治体・大学など42の事業所から応募があり、2事業所が受賞しました。 名古屋大学の環境報告書は、環境保全活動全般に対して包括的で丁寧な情報開示をしていることに加えて、自己評価委員会による報告もあわせて実施している点が、高く評価され今回の受賞に至りました。

表彰式の様子

表彰式の様子

記念品と賞状

記念品と賞状

表彰式に参加したメンバー

表彰式に参加したメンバー

平成21年度 優秀照明施設東海支部長奨励賞を受賞

 名古屋大学医学部附属病院外来診療棟で採用した先進的照明器具が 照明施設東海支部長から奨励賞を受賞し、メルパルクNAGOYAで 表彰式が行われ、表彰状と記念盾が授与されました。

受賞照明(A)

受賞照明(A)

受賞照明(B)

受賞照明(B)

表彰状

表彰状

記念盾

記念盾

名古屋大学、第7回大学施設マネジメント研究会を開催。

 さる5月12日に、第7回の「名古屋大学施設マネジメント 研究会」を「キャンパスマスタープランとファシリティマネジメント」というテーマで開催し、研究会には全国の国公私立大学・官庁・民間企業等から340名超の参加者がありました。
 今回のキャンパスマスタープラン2010は、①低炭素エコキャンパス②グローバル&ローカルな連携③自由闊達な教育研究環境の創出とそれを実行・運用するファシリティマネジメント(FM)で構成され、名大が100周年を迎える30年後のキャンパスのあるべき姿を示すとともに、現在のキャンパスの点検と評価も踏まえた、今後6年間の中期計画を提示したものになっています。名古屋大学では、今年度あと2回程度キャンパスマスタープランに関連するFM研究会を開催する予定である。

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

講演の様子

講演の様子

2014年度までに、名古屋大学の二酸化炭素排出量を2005年度比20%削減を宣言

 濵口総長は、3月24日のマスコミ各社との記者懇談会において、名古屋大学の二酸化炭素排出量は、2014年度までの間に、2005年度の排出量71137トン(エネルギー準拠)に比べて20%以上削減することを宣言しました。
 また、この二酸化炭素の排出量を20%以上削減するという大きな目標の実現に向け、全学的に取り組む具体的な実行プランとして、「CO2排出量削減のためのアクションプラン」を作成しました。

平成21年度 建物ユーザー満足度調査の実施

 施設管理部では、毎年、建物ユーザー満足度調査を実施しています。これは、新築又は改修を行ってから2年経過した建物について、ユーザーにアンケートを実施するとともにヒアリング及び現地調査を行うものです。今年度は、医系研究棟2号館、理学部C・D館、工学部3号館(中・南棟)、全学教育棟(中央棟)、保健学科本館の5棟について、3月9日から3月18日にかけて実施しました。調査には、藤井理事を始めとする施設担当者によりユーザーからの意見を聴取するとともに建物の使用状況を視察しました。また、この調査を参考にして、瑕疵(かし)担保検査も同時に行いました。瑕疵担保とは、新築又は改修を行った建物が予期するような状態や性質に欠けている場合、それを瑕疵として施工業者にその修補を請求することです。ユーザーアンケートによる指摘のうち、瑕疵に該当する不具合等は施工業者に対応を依頼し、設計上の改善点はデータベース化して今後の設計に反映します。

ユーザー満足度調査の様子
ユーザー満足度調査の様子

名古屋大学は、平成21年度エネルギーに関する文理融合研究合同成果報告会を開催

 さる3月16日に、第五回の「名古屋大学エネルギーマネジメント研究・検討会」を(名大発-省エネ推進と地球温暖化防止)というテーマで開催しました。研究会には北は北海道から南は九州までの国公私立大学・官庁・民間企業等から230名を超える出席者があり、今までで最多の参加数となりました。省エネや地球環境保全とそのマネジメントへの関心の高さが伺われます。

 研究会は、冒頭に奥村部長の挨拶のあと、加藤課長、工学部恒川講師「エネルギーマネジメントの取り組み状況と今後の課題について」、山口参事、藤丸主任「名古屋大学におけるESCO事業の取り組みと成果・課題」、加藤掛長「名古屋大学の国内クレジット事業への参加」、技術センター熊沢氏「実験・研究装置の省エネの取り組みについて」、経済学荒山教授「CO2削減に向けた本学のグリーンIT推進への取り組み」、エコトピア科学研究所片山教授、工学研究科川口教授、教育発達科学研究科元吉助教の六題の講演が行われました。今回は5回目という節目であり、今までのEM研の総括ということもあることから、多くの講演が行われました。EM研の元々の発想の原点である教官・技術・事務系職員の三位一体で名古屋大学の省エネ・エネルギーマネジメントの検証・実施を行い、その成果を学内外へ情報発信していくという思想が、うまく連携した発表になっていました。
 参加者からは、非常に参考になった、大学でこんな取り組みをしていることを知らなかった、もっと早くから参加したかった、次回も是非参加したいとの熱い要望・期待が大学関係者に伝えられていました。これらは、これまでのEM研の活動の成果であり、名古屋大学の地球環境保全、省エネに対する活動が、広く認められてきた証左でもあります。講演会後の情報交換会では、各講演者と講演に対する質問や大学への要望等、活発な議論が行われました。
 最後に山口参事から、来年度以降のEM研へのご協力、名古屋市・愛知県・東海地方から、この地域の力を結集して世界へ向けて地球環境保全・省エネ情報の発信を行おうという閉めの挨拶で閉会しました。名古屋大学では、今後とも参加大学・官庁・企業等とともに、EMに関する情報の共有、理論の習得と実体業務への導入を積極的に推進したいと考えています。

成果報告会の写真

国公私立大学・官庁・企業等から約230名が
参加した成果報告会

成果発表の写真

成果発表する荒山エネルギーマネジメント
研究・報告会主査

第六回大学施設マネジメント研究会を開催。

 名古屋大学IB電子情報館で、第六回大学施設マネジメント研究会が開催され、文部科学省から文教施設企画部の秋山明寛参事官付け監理官が参加されました。
 本研究会において、山口参事「名古屋大学にて実施したESCO事業の過程と成果について」、松岡施設計画推進室準教授「清掃業務の品質評価-インスペクションの考え方」、恒川工学部施設整備推進室講師「中部FM研究会参加大学のベンチマーク調査結果について」の講演が行われ、引き続き「清掃実態ベンチマーク調査結果から見た課題と展望」というテーマで活発な議論・意見交換が行われました。

研究会の様子
研究会の様子