施設統括部ニュース
名古屋大学附属病院管理一体型ESCO事業に関する説明会を開催。
H23.12.22
12月22日(木)に、鶴舞の名古屋市公会堂2階の会議室において、藤田学園様向けに名古屋大学附属病院管理一体型ESCO事業に関する説明会を開催しました。本学の山口博行参事から、管理一体型ESCO事業の導入経緯とその概要、昨年度及び今年度の成果、さらには、通常型ではなく管理一体型ESCOにした理由とその導入メリットなどについて説明されました。説明会後、名古屋大学鶴舞団地にある中央診療棟の機械室とエネルギーセンターのボイラー室・発電機室を現地見学し、今回のESCO事業の設備・システム等の説明が行われました。
会場外観
(名古屋市公会堂)
説明会の様子
第3回エコ大学ランキングで総合第1位を獲得しました。
H23.12.17
名古屋大学は、エコ・リーグ(全国青年環境連盟)、第3回エコ大学ランキングで総合第1位を獲得し、12月17日にその表彰式が、東京・有明の東京ビッグサイト、エコプロダクツ2011の会場で行われました。当日は、本学の藤井良一施設・設備担当理事が表彰状を、本学情報文化学部2年生の服部将典さんがトロフィーを受け取りました。授賞式の後、山口博行参事が本学の地球環境保全や省エネ活動の取組みについて講演を行いました。
会場外観
(東京ビッグサイト)
表彰状を受け取る藤井理事(中央)と
学部2年生の服部さん
講演する山口参事
受賞した各大学のトロフィーと賞状
名古屋市環境局省エネアドバイザーに対する講習会を開催。
H23.11.08
11月8日(火)に、鶴舞キャンパスの外来診療棟3階の会議室において、名古屋市環境局省エネアドバイザーに対する講習会を開催しました。当日は、本学の山口博行参事から、名古屋大学の省エネ実践事例として、病院ESCO事業を中心に、導入前の現況把握や試行・効果判定、それを受けての導入経緯、設備・システム説明、導入後の成果、更には鶴舞・東山キャンパスでの省エネ実践事例について説明がありました。その後、中央診療棟とエネルギーセンターのESCO設備の現地見学及び説明を行いました。
発表スライド
講習会の模様
第10回名古屋大学「大学施設マネジメント研究会」を開催。
H23.10.31
第10回名古屋大学「大学施設マネジメント研究会」が、10月31日に、理学南館大講堂(坂田・平田ホール:定員300名)で開催されました。
今回の研究会のテーマは、各国立大学法人が抱える施設の流動的スペースの確保による施設の有効活用とスペースチャージという各国立大学法人が抱える重要課題にスポットをあて、「大学の施設管理データの運用とファシリティマネジメント」と題して行われました。今回は、九州工業大学の松永学長に基調講演をして頂いたほか、文部科学省文教施設企画部の松田管理企画係長、宇都宮大学の藤村施設環境審議役・財務部施設課長、東京大学資産管理部の加藤管理課長、名古屋大学工学部施設整備推進室の恒川講師による講演が行われました。講演の後、名古屋大学施設計画推進室松岡准教授の司会で、各講演者によるパネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッションの様子
会場の様子
第8回ヒートポンプ・蓄熱シンポジウムの運転改善事例で最優秀賞を受賞しました。
H23.10.27
10月27日に名古屋東急ホテルで開催された(財)ヒートポンプ・蓄熱センター主催の第8回ヒートポンプ・蓄熱シンポジウムにおいて、名古屋大学は運転改善事例で最優秀賞を受賞しました。また、本学の山口博行参事が、名古屋大学附属病院中央診療棟のヒートポンプ、蓄熱槽などの運転改善事例「複合熱源を有する蓄熱システムの運転管理・改善によるコストとCO2の大幅改善」について発表しました。
発表スライド
表彰式の様子
エコ大学ランキングで総合1位を獲得しました。
H23.10.26
10月26日に環境NGO「全国青年環境連盟」(エコ・リーグ)が実施している「全国大学環境対策状況一斉調査2011」の調査結果による「エコ大学ランキング」が発表され、名古屋大学が大規模大学として初めての総合1位を獲得しました。
調査対象である2010年の夏は猛暑日が多く続きましたが、設備の更新や運用改善などにより、エネルギー消費量を大幅に削減できたことが高評価につながりました。また、本学における省エネ活動などを参考にしている大学数の多さも1位となり、その注目度の高さがうかがえる結果となりました。
被災文教施設応急危険度判定の勉強会・実地訓練を実施しました。
H23.10.20
10月20日の全学防災訓練の一環として、被災文教施設応急危険度判定のための勉強会・実地訓練を実施しました。本学の登録資格者11名と登録予定者2名を対象としたこの勉強会では、今年、文教施設応急危険度判定講習会を受講した職員から最新の情報を得るとともに、東日本大震災の現地で実地に応急危険度判定に参加した職員から、実際に判定をするときの要点や注意事項、更に現地の被災状況について説明を受けました。参加者からは、判定の具体的な判断や基準について、活発な質疑応答が行われました。
その後、被災を想定した建物で、測定器具等を使い、応急危険度を判定する模擬訓練を行いました。その結果、判定を行う際に不足している備品や、あらかじめ用意しておいた方が素早い対応ができる書類・図面等があることが分かりました。この勉強会・実地訓練は今後も継続して行うことを確認しました。
勉強会の様子
実地訓練の様子
第7回住宅・建築物の省CO2シンポジウムにおいて、発表を行いました。
H23.10.12
10月12日に東京のすまい・るホールで行われた「第7回住宅・建築物の省CO2シンポジウム」において、本学の山口博行参事が、「省CO2推進モデル事業 完了事例紹介」として「名古屋大学医学部病院病棟等ESCO事業」を発表しました。このシンポジウムは、(独)建築研究所と(社)日本サスティナブル建築協会の主催で、国土交通省が共催しています。
発表スライド
講演会の模様
文化庁月報に記事が掲載されました。
H23.10.07
文化庁月報平成23年10月号(No.517)に本学の文書資料室 堀田慎一郎助教の寄稿による、「名古屋帝国大学のキャンパス構想から豊田講堂へ」と題した記事が掲載されました。今年7月に登録有形文化財に指定された豊田講堂を軸としてひもといた東山キャンパスの歴史や戦時期の地元とのつながりについて語られています。
石田記念名古屋大学インターナショナルレジデンス妙見の完成記念式典を開催。
H23.09.16
9月16日に、石田財団の小山理事長をはじめ財団関係者のご列席のもと、本学からは総長、関係理事、研究科長等が出席し、快晴のなか石田記念名古屋大学インターナショナルレジデンス妙見の完成記念式典が挙行され、新しい留学生宿舎の完成を祝しました。式典の後、完成にご尽力された皆様の記念撮影に加え、完成した施設の視察が行われました。
挨拶をされる濵口総長
記念撮影の様子
平成23年度第1回省エネパトロールを実施しました。
H23.09.08
9月7日・9月8日、東山地区各部局において平成23年度第1回省エネパトロールを実施しました。「名古屋大学におけるエネルギーの使用の合理化に関する規程」に基づき、部局等における適切なエネルギー管理実施の状況把握、および省エネ活動の推進を目的とするものです。省エネパトロールは平成20年度に初めて実施しその有効性が確認されたため、夏季及び冬季省エネキャンペーン期間中の年2回行う予定です。
施設管理部職員による清掃を実施しました。
H23.09.05
さる9月3日に東海地方に最接近した台風12号の影響により飛び散った樹木の枝葉などを、週明けの9月5日に奥村施設管理部長をはじめ施設管理部職員により清掃を行いました。
率先して清掃を行う奥村施設管理部長
美しいキャンパスの維持を心がけ、
清掃に奮闘する施設管理部職員
環境管理推進員研修会において、講演を行いました。
H23.08.30
愛知県環境部主催の環境管理推進員研修会において、本学の山口博行参事が「名古屋大学における省エネ実践事例の紹介」と題し、講演を行いました。
当日は、会場の愛知県女性総合センター(ウィル愛知)4階のウィルホール(定員800名)の会場に愛知県職員の環境管理推進員の方、約500名が出席されました。
発表スライド
講演をされる山口参事
施設担当者サマーセミナーの開催。
H23.08.24
国立大学法人等施設担当部課長会・業務検討部会の主催による施設担当者サマーセミナーが、「サスティナブルキャンパスの構築 -環境負荷低減対策の推進-」というテーマで、8月24日~26日の3日間、北海道大学において開催されました。
発表スライド
講演をされる山口参事
総長、宮田理事、山本理事、高橋理事が中部シンクロトロン光利用施設及び先導的中核施設を視察されました。
H23.08.09
8月9日に、竹田名古屋大学シンクロトロン光センター長の案内で、総長をはじめ宮田理事、山本理事、高橋理事の4人が、中部シンクロトロン光利用施設及び先導的中核施設を訪れました。現地では、愛知県と科学技術交流財団の方から施設の説明や進捗状況の説明を受け、その後、施設の建設現場を視察されました。
視察の様子
完成イメージ
先進事業者から学ぶ産業・業務部門の省エネ実践セミナーの開催。
H23.08.03
名古屋商工会議所主催の「先進事業者から学ぶ産業・業務部門の省エネ実践セミナー~効果的な省エネの知恵と工夫のポイント~」と題したセミナーが、名古商工会議所5階のABC会議室で開催されました。本学の山口博行参事が、「名古屋大学における省エネの実践事例の紹介」と題して講演しました。
発表スライド
講演をされる山口参事
平成23年度経済産業省電力負荷平準化対策推進事業セミナーにおいて、講演を行いました。
H23.07.05
高松市の全日空ホテルクレメント高松で開催された平成23年度 経済産業省電力負荷平準化対策推進事業セミナーにおいて、本学の山口博行参事が「先導的負荷平準化普及モデル事業採択事例-「名古屋大学附属図書館ESCO事業の導入について」既存竪型温度成層式蓄熱槽の活用と高効率ヒートポンプ導入による電力負荷平準化-」と題して講演しました。
発表スライド
講演をされる山口参事
第3回大学病院施設マネジメント研究会と第9回大学施設マネジメント研究会を開催。
H23.06.16
6月16日に、標記の 研究会を「病院における事業継続性(BCP)とファリティマネジメント」「大学における事業継続性(BCP)とファリティマネジメント」というテーマで開催しました。
今回のテーマのBCPについては、キャンパスのサスティナブルの重要な施策の一つとして位置付けていること、また東日本大震災の教訓を早期に学び、今後のキャンパスプランに反映させていくために、今回の研究会を開催しました。BCPについては、研究会後のアンケートによっても、大学や自治体より、企業の方が先に進んだ取組みが行われていることが分かり、大学等も早急な対応が必要であることが分かりました。
特に近い将来、東海・東南海・南海の3連動大地震が想定されている東海地区での開催は意義深いものであったと考えています。
第3回病院FM研究会
パネルディスカッションの様子
第3回病院FM研究会
会場の様子
第9回大学FM研究会
パネルディスカッションの様子
第9回大学FM研究会
会場の様子
ES総合館の完成記念式典が開かれました。
H23.06.01
さる3月末に竣工した工学研究科中央棟・素粒子宇宙研究棟(ES総合館)の完成記念式典が、本省から文教施設企画部岡技術参事官をお迎えして、6月1日に開かれました。
挨拶をされる濵口総長
建物外観
名古屋大学豊田講堂が登録有形文化財に登録されました。
H23.05.11
平成23年3月18日、文化審議会は、豊田講堂を含む194件の建造物を登録有形文化財に登録するよう文部科学大臣に答申しました。その結果、豊田講堂が登録有形文化財に登録されることとなりました。登録理由は以下の通りです。
【登録理由】
名古屋大学東山キャンパス内に、丘陵を背にして建ち、鉄筋コンクリート造3階建、コンクリート打放し仕上げを基本とし、講堂本体や会議室等が収められ、大屋根下の一部はピロティとなる。前面には一体となった広場をもつ。モダニズム建築の1つの到達点を示す、建築家槇文彦の初期の作品。
(登録基準:造形の規範となっているもの)
第12回高密度・躯体蓄熱研究会において、講演を行いました。
H23.04.26
東京の三田NNビルで開催された、第12回高密度・躯体蓄熱研究会で、本学の山口博行参事が「名古屋大学附属図書館における、既存竪形温度成層式蓄熱層の活用と高効率ヒートポンプの導入及びESCO事業の導入」と題して講演しました。
発表スライド
講演をされる山口参事
平成22年度エネルギーに関する文理融合研究合同成果報告会を開催。
H23.03.18
さる3月10日に、第六回「名古屋大学エネルギーマネジメント研究・検討会」を「名大発-省エネ推進と地球温暖化防止」というテーマで開催しました。今回初めての試みとして、省エネや地球環境保全の最新技術の情報提供を目的に同時開催した企業展示に、多くの企業からの展示と研究報告会への参加もあり、研究会には文部科学省を初め、国公私立大学・官庁・民間企業等から総勢260名を超える過去最多人数の参加がありました。
研究報告会は、冒頭の藤井良一施設・設備担当理事から、名古屋大学は2014年までに2005年比でCO2を20%以上削減する施策を積極的に進めている等の開会挨拶に始まり、片山正昭EM研主査(エコトピア科学研究所教授)の「EM研の活動報告」を始め、7人による各講演が行われた。
講演に引き続き、パネルディスカッションが行われ、講演に対する質疑のほか、名古屋大学が今後エネルギーマネジメントを推進するための課題、大学構成員が協力して省エネや省CO2に取り組むための問題点、そして地域や企業、他大学等と連携してエネルギーマネジメントを推進するための課題について、活発に議論が行われた。EM研の発想の原点である教官・技術・事務系職員の三位一体で名古屋大学の省エネ・エネルギーマネジメントの検証・実施を行い、その成果を学内外へ情報発信していくという思想が、よく発揮された研究成果報告会になった。名古屋大学では、今後とも参加大学・官庁・企業等とともに、エネルギーマネジメントに関する情報の共有、理論の習得と実体業務への導入を積極的に推進したいと考えている。
挨拶する藤井理事
260名を超す参加者たち
パネルディスカッション
企業による展示コーナー
名古屋大学豊田講堂が第20回BELCA賞(ベストリフォーム部門)を受賞しました。
H23.02.09
この度、本学の豊田講堂がロングライフビル推進協会(BELCA)が選定、表彰を行うBELCA賞のベストリフォーム部門を受賞しました。BELCA賞は、適切な維持保全や、優れた改修を実施した既存の建築物のうち、特に優秀なものの関係者を「ロングライフ」「ベストリフォーム」の2部門により表彰し、良好な建築ストックの形成に寄与することを目的に設けられた、我が国初の既存建築物の総合的表彰制度です。
ベストリフォーム部門は最近改修され、その改修により画期的な活性化が図られ、改修後1年以上を経過した建築物のうち特に優秀なものが表彰されます。
豊田講堂は、1960年に竣工し、コンクリート打放しのモダニズム建築として、すでに歴史的、文化的価値の高い建築となっていますが、コンクリートの表面部分を打ち替えるという創造的技術で保存改修した建物です。幸い耐震補強を必要としない診断結果からキャンパスのシンボルとなっている外観は元の姿で保全し、中心となるホールの座席や照明、音響、空調等の性能を高めるなど内部の快適性の向上に努めています。また後方に別棟として建てられていたシンポジオンとアトリウムを設けて一体化したことも併せ、講堂の利用が格段に増えました。建物を使い続けるという大学の明確な意思とそれに応えた技術側の努力が建築の活性化・長寿命化を実現した優れた範例として、今回表彰を受けることとなりました。
豊田講堂全景
ホール内部