省エネアクト for ゼロカーボンキャンパス NU2024
省エネルギー対策への協力について(依頼)
東海国立大学機構では、キャンパスのエネルギー消費削減を推進し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組み姿勢を地域社会へ積極的に示す。そうした取り組みの指針である「省エネアクト for ゼロカーボンキャンパス」の下に、大学全体として構成員によるエネルギー使用の合理化を推進する。
本学のエネルギー消費量は、名古屋市の業務用事業者で突出して多くなっている。また、省エネ法によりエネルギー消費原単位※を年平均1%以上改善することが求められているなか、2023年度は構成員の大きな協力があり前年度に比して名古屋大学の主要3団地では電気・ガスの総エネルギー使用量を0.3%(12月時点)削減することができた。
「キャンパスマスタープラン2022」ではエネルギー消費由来の二酸化炭素排出量を2030年度までに総量ベースで51%削減(2013年度比)する目標を掲げており、この目標の達成に向けて構成員の一人ひとりが省エネルギーへの意識を高め、主体的に取り組んでいくことが重要となる。また、近年の光熱費高騰によりキャンパスの省エネへの要請は一層強くなっている。
そこで、本年度の省エネ・節電活動では、これまでの地道な取組みの徹底を継続するとともに、施設整備による省エネ・節電対策にも重点をおいて活動を行う。
※エネルギー使用量を建物延床面積で除した単位面積当たりのエネルギー使用量
省エネアクト for ゼロカーボンキャンパスNU2024(抜粋)
- 【取組の対象・実施期間】
- 対 象: 本学の全てのキャンパス
- 実施期間: 令和6年4月1日(月) ~ 令和7年3月31日(月)
- 【省エネ・節電の重点項目】
- <構成員の取組み>
- (1)適切な機械換気・空調運転の徹底
-
部屋を使用する際、換気扇がある場合は常時それを運転し、
換気扇で適切な換気量が確保されている場合※は、ドア・窓を閉めて冷暖房を行う。併せて冷暖房の対流促進のためサーキュレーターを運転する。
春・秋などは、窓開け換気により室温を調整して、冷暖房の運転を控えることに努める。
※主要な講義室では換気扇による換気量を計測し“実換気量から見た定員数”を各室の教卓上に明示しています。 入室者数が、この人数を上回る場合は、換気扇に加えてドア・窓開けによる換気を併用して実施してください。 その他の部屋では利用状況に合わせてドア・窓開け換気の必要性を判断し、運用ください。
- (2)空調換気扇(全熱交換器)の適正利用
- 教室や居室に設置されている空調換気扇(全熱交換器)は、自動モードや利用状況に合わせた風量(強・弱)を選択する。
※運転モードとして、全熱交換/換気/自動がありますので、「自動」を選択ください。 「自動」がない場合は、冷暖房時は「全熱交換」を、それ以外は「換気」を選択してください。 外気温が低いにも関わらず室内が暑い場合は、「換気」モードにより外気で冷房ができます。
- (3)学生自習スペースの集約化と空調温度管理
- 冷暖房にかかる光熱費を抑えるため、自習に利用する「講義室」や「共用部」は、大きな講義室等は避け、壁で囲まれている講義室に集約化する。
また、「共用部」空調は過度な冷暖房は控えて適正温度を遵守する。特に電力ピーク時には、これらの管理を徹底する。
- (4)長時間稼働機器の電力消費削減の徹底
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24時間運転している実験装置、パソコン周辺機器などの運用方法を見直し、不必要な電力消費を可能な限りなくす。
- (5)昼休み等の不在時及び長期休暇などにおける節電
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昼休み消灯を積極的に行うとともに、不在時などで不要となる照明や空調の消灯・停止、長期休暇の際のパソコン電源停止に努める。
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