環境報告書2025表紙 応募作品の紹介
表紙作品の公募について
東海国立大学機構 環境報告書は、本機構の環境に関する幅広い取組を、本機構の構成員はもちろん中高生など若い世代や近隣地域にお住まいの方など、多くの人達に知っていただくことを目的として作成しています。
表紙のデザインは、岐阜大学・名古屋大学に在籍する学生、大学院生、教職員及び附属学校の生徒を対象に公募しており、今回も多数の素晴らしい作品の応募が寄せられました。応募くださいました皆様と、公募の周知にご協力くださいました皆様に心より感謝申し上げます。
選考結果・表彰式について
左から、櫻田編集委員長、優秀賞の伊藤さん、
大賞の河合さん、優秀賞の原田さん、
杉山岐阜大学副学長
編集チームによる投票の結果、大賞には岐阜大学教育学部美術教育講座の河合和恋さん、優秀賞に同じく岐阜大学教育学部美術教育講座の伊藤海音さん、名古屋大学安全科学教育研究センター/環境安全衛生管理室の原田敬章さんの作品が選ばれました。
2025年8月5日、岐阜大学において表彰式を行いました。東海国立大学機構 環境報告書編集委員長の櫻田修教授から表彰状と副賞を贈呈し、入賞者の皆さんから作品についてのお話を伺いました。
応募作品の紹介
ここでは、応募作品のうちHP上での公開に同意を得られた作品をご紹介いたします。
大賞
河合和恋さん
岐阜県、愛知県にまつわる動植物を一本の木に見立て、動植物を守っていくことで、美しく、豊かな環境を守っていくというコンセプトをもち表現しました。 岐阜大学、名古屋大学のイメージカラーを使用した県のシルエットを中心に、グラデーションで色彩し、それぞれの県鳥、県花、県木、県魚を描きました。 絶滅危惧や環境に影響のある様々な動植物を描いたので、目に留まるような印象的なデザインになっていると思います。
優秀賞
伊藤海音さん
私は影絵をモチーフとして制作をした。影絵には様々な人々が年齢や性別、人種等に関係なく協力するという意味が込められている。
また、より良い環境や自然を守るだけでなく、人々が自分の手で作り上げていくという思いを表現している。
制作にあたっては、多くの人に環境報告書を手に取ってもらえるように、カラフルで絵本のような親しみやすさを意識した。
優秀賞
原田敬章さん
2025年7月、東海国立大学機構の新たな施設「Common Nexus (コモンネクサス、愛称【ComoNe、コモネ】)」のオープンを記念した作品です。
コモネの屋上が緑地化されたこととその特徴的な屋根の形がわかるよう撮影しました。豊田講堂からコモネへと続くグリーンベルトを環境報告書に掲載することで、東海国立大学機構の構成員や近隣住民の方々に気づいていただき、再び皆さまの憩いの場となることを願って作成しました。
佳作
名古屋大学 未来社会創造機構
マテリアルイノベーション研究所
アムガド アフメド アリ イブラヒムさん
佐々木禎子さんの千羽鶴は、幸運、平和、幸運を祈願して作られました。「燃料電池千羽鶴」のアートワークは、佐々木禎子さんの永続的な遺産を記念しています。
禎子さんは悲劇的に原子放射線の影響で亡くなりましたが、彼女の精神は日本に生き続け、日本の子どもたちはよく保存された環境と繁栄した生態系のある平和な国を楽しんでいます。
このアートワークは、持続可能性に対する日本の取り組みを描写しており、風車と太陽光パネルを高品質の生態系への取り組みの象徴として紹介しています。
おそらく貞子か、あるいは陽気な日本の子供たちを象徴する少女が燃料電池で動く千羽鶴に乗っており、清潔で穏やかな環境を体現している。
禎子さんのほとんどの写真が厳粛な表情を浮かべているのに対し、この写真では、原爆の悲劇以来達成された環境の進歩を祝福する笑顔の少女が描かれています。
彼女の横には満開の青々とした桜の木がそびえ立ち、質の高い生息地の象徴となっています。
ナゴヤイソヒヨドリが花の間にとまり、山や川、緑豊かな風景とともに、この地域の豊かな生物多様性を象徴しています。
空の鮮やかな紫とピンクは、平和と持続可能性から生まれた高揚感と喜びに満ちた雰囲気を呼び起こし、広がる幸福と静けさを反映しています。
東海国立大学機構 教学事務部門 医学部・医学系研究科事務部/名大病院事務部
鈴木律文さん
東海機構を構成する2大学は,高度な医療の提供をはじめとした地域に対する「社会貢献」,ならびに海外の大学と伍した「教育」や「研究」を推進するといった使命を帯びている。
そうしたミッションを実現するためには相応のエネルギー消費を伴うことが常套であるが,
早期のカーボンニュートラル実現を目標に掲げた東海機構においては高い英知と弛まぬ努力でもってこれを回避しなければならない。
そんな思い(決意)を意匠化した。
東海国立大学機構 教学事務部門 医学部・医学系研究科事務部/名大病院事務部
鈴木律文さん
“Don’t think, feel.” かつてのアクションスターは,その出演映画のなかの1シーンで彼の弟子にこう諭した。
時代が下った現代においては,大学に課された使命やその実現のための環境整備手法(無駄な消費エネルギーの削減方法)を熟考し,身近なところからそれを実践することの重要性を意識することが重要となっている(東海機構を構成する学生・教職員のコモンセンスとしたい)と考えている。そうした思いを意匠化した。
東海国立大学機構 教学事務部門 医学部・医学系研究科事務部/名大病院事務部
鈴木律文さん
“Think globally. Act locally.” 地球規模の環境課題の解決(温室効果ガスの削減)に思いを馳せて身近なところから行動したい。そうした思いを意匠化した。
岐阜大学 医学部附属病院 総務課 総務係
渡邊愛子さん
デザインのコンセプトは、「私達の些細な経済活動一つ一つが環境への影響を与え得る。 そのことに、日々自覚的でいたい」ということです。 “Make action.”という言葉と共に、東海国立大学機構の掲げるミッション“Make New Standards.”を葉脈の中に込めました。
名古屋大学 安全科学教育研究センター/環境安全衛生管理室 准教授
原田敬章さん
2025年7月、東海国立大学機構の新たな施設「Common Nexus (コモンネクサス、愛称【ComoNe、コモネ】)」のオープンを記念した作品です。
東海国立大学機構のカラーをベースに特徴的な屋根の形をイメージしたイラストにし、コモネのロゴを入れました。東海国立大学機構の構成員や近隣住民の方々が手に取りやすい環境報告書になることを願って作成しました。
岐阜大学 教育学部美術教育課3年
滝川知輝さん
名古屋城と岐阜城、さらにそれを取り巻く自然をコンセプトとした報告書をデザインとして用いています。
岐阜大学と名古屋大学のテーマカラーであるオレンジと深緑の意匠を取り入れ、互いに協力し合う姿勢を表す構図を採用しました。
岐阜大学 地域科学部1年
村田杏さん
デジタルイラストに水彩の写真を取り込み、生物の多様性と本学の自由な研究への姿勢を表現しました。一色ではない緑と鮮やかな花の色が彩る水辺は様々な生き物のすみかになっていることでしょう。
名古屋大学
名古屋大学



