環境報告書2024表紙 応募作品の紹介
表紙作品の公募について
東海国立大学機構 環境報告書は、本機構の環境に関する幅広い取組を、本機構の構成員はもちろん中高生など若い世代や近隣地域にお住まいの方など、多くの人達に知っていただくことを目的として作成しています。
表紙のデザインは、岐阜大学・名古屋大学に在籍する学生、大学院生、教職員及び附属学校の生徒を対象に公募しており、今回も多数の素晴らしい作品の応募が寄せられました。応募くださいました皆様と、公募の周知にご協力くださいました皆様に心より感謝申し上げます。
選考結果・表彰式について
1.表彰式(於:岐阜大学)
[左から林編集長、優秀賞の渡邊さん、
大賞の市原さん、澤川事務局長、櫻田副編集長]
2.表彰式(於:名古屋大学)
[左から櫻田副編集長、林編集長、優秀賞の一瀬さん]
編集チームによる投票の結果、大賞には岐阜大学応用生物科学部連合大学院連合農学研究科の市原萌恵さん、優秀賞に岐阜大学医学部附属病院総務課の渡邊愛子さん、名古屋大学創薬科学研究科の一瀬圭子さんの作品が選ばれました。
2024年8月9日、入賞者の市原さんと渡邊さんを岐阜大学事務局長室にお招きし表彰式を行いました。東海国立大学機構 澤川和宏事務局長から表彰状と副賞を贈呈し、入賞者の皆さんから作品についてのお話を伺いました。また岐阜大学での表彰式に出席できなかった一瀬さんには、8月19日に名古屋大学本部3号館にて林編集長から表彰状と副賞の贈呈式を行い、作品についてのお話を伺いました。
応募作品の紹介
ここでは、応募作品のうちHP上での公開に同意を得られた作品をご紹介いたします。
大賞
市原萌恵さん
岐阜大学、名古屋大学それぞれの社会と自然界をベースに、空気の流れ、光、水辺を画面に取り入れ、移ろいと循環を続ける環境を表現しました。 また、背景色をホリゾンブルーにすることで、異なる風景の中でも統一感を意識しました。本応募のお話を頂いてから、大学周辺環境に目を向け、観察する機会が確実に増えました。 初夏、メタセコイアなど草木に活気が巡り、濃緑が風に揺れる様子を好ましく思います。建造物とのコントラストも美しいです。
優秀賞
中心の丸は一見地球かと思いきや、よく見ると大陸の形が岐阜県と愛知県になっています。 東海を中心に、経済やエネルギー、人々の交流など色々なものが循環していって欲しいという思いでこのような表現をしました。
優秀賞
一瀬圭子さん
水族館で目にするエイ類を含むサメ類などの板ばんさい䚡類は、今や絶滅危惧種となっている。これら絶滅危惧種の捕獲量は非保護地域よりも部分保護区で多く零細漁業が影響を与えているとも言われている。 絶滅危惧種は年々、その種が増えているが保護するうえでも、研究、調査はもとより一般の人々や漁業関係者への周知も早急に必要と思われる。
佳作
名古屋大学 教育学部附属高等学校
犬飼花さん
東海国立大学機構が育む豊かな自然が、のびのびと広がっていき、幸せを運んでいく様子。
名古屋大学 教育学部附属高等学校
橋本愛麻さん
ハートの形をした地球の背景には青空が広がっていて、その下に名古屋大学と岐阜大学を建てることで、 これからの東海国立大学機構の取り組みが平和かつ豊かで安心安全に進められるよう願いを込めました。 また地球からは取組に関するものを描き、ステキなものになって欲しいと思い描きました。
岐阜大学 工学部 ナビーラ マヒーンさん
岐阜大学、名古屋大学、東海の環境保全への取り組みを紹介することです。 私の描いた 3 人の人物は、カーボン ニュートラルを実現するための 3 つの機関の取り組みを表しています。 高く掲げられた旗は、3つの研究所がカーボンニュートラルの達成に非常に近づいていることを示しています。 アジサイの花と神社は岐阜市の文化や環境を表しています。 風船には持続可能な開発目標(SDGs)の色が表示されており、その数が多いことは地域コミュニティも環境保全に参加し、環境保全の目標に向かって進んでいることを意味します。 環境に関連した何かをイラストや絵で表現する機会は、人々が周囲の環境について真剣に考えるきっかけとなります。
名古屋大学 医学部医学科 5 年
鬼頭秀和さん
豊かな大地に大樹が根を張り、人々がそれを取り囲むように手を繋ぎながら朝日を見る。その情景を、キャンパス内の自然物を用いて表したいと思いました。 葉は拾ったものを用い、樹皮は本物の樹木に紙を当てて写し取りました。世の中には、トゲトゲな人もいれば丸い人もいる。変わった形の人もいる。 環境問題は難しいですが、多様性に富んだ様々な人が互いに手を取り協力すれば、希望に満ちた未来が見えるという想いを込めました。