環境報告書2017表紙 応募作品の紹介
表紙の公募について
環境報告書の作成にあたり、前回の2016年度から環境報告書をより多くの人に読んでもらうためのPR活動の一環として、また、多くの方にとって環境について考えるきっかけとなる期待を込め、本学の学生・教職員を対象とし表紙作品を公募しています。
2017年度においても多数の素晴らしい作品の応募があり、表紙作品を通じて改めて名古屋大学の環境の豊かさに気づかされるとともに、その環境を将来にわたり守っていくことの大切さを認識しました。本報告書を読んでいただくことで、多くの方にとって名古屋大学を身近に感じることができ、教育・研究などを通じたさまざまな環境活動に興味をもっていただく機会となれば幸いです。
ご応募いただいた皆様と、公募の周知にご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
選考結果・表彰式について
表彰式の様子
表紙作品については、学生や教職員の方々から計7点の作品をご応募いただきました。編集チームが中心となり、選考した結果、大賞については情報学研究科 技術補佐員の河口有砂美さん、優秀賞については文学部3年の榊原吉恵さん、附属高校の鈴木栞さんの作品が選ばれました。
2017年8月30日、本部1号館に河口さん、鈴木さんをお招きして、表彰式を行いました。磯谷事務局長から、表彰状と粗品の贈呈とともに、作品について話を伺いました。榊原さんについては、ご都合が悪く、表彰式に参加いただけなかったため、別日に編集チームにより表彰状を贈呈しました。
受賞者の河口さん(写真左)と鈴木さん(写真右)
受賞者の榊原さん
応募作品の紹介
大賞
「優しさと緑あふれる名古屋大学」をテーマに描きました。中央図書館前の広場で小鳥のさえずりを聴きながら四つ葉のクローバーを探しているときにこの絵のイメージが頭に浮かびました。
虹の上にあるのは豊田講堂と南部生協の近くに植えられたメタセコイアの木です。
皆さんにもキャンパス内の身近な自然に愛着を持っていただきたいという願いをこの絵に込めました。
多種多様な植物や虹が作品の中にあり、名古屋大学のキャンパスが緑に囲まれた豊かな環境であることを実感できます。優しい表情でキャンパスを見守る鳥から、キャンパスの環境を将来にわたり守っていくことの大切さを感じさせる作品です。
優秀賞
一言で自然環境と言っても、そこには多種多様なものがあります。その一つ一つが絶妙なバランスで成立していることを抽象的な木のイメージで表現しました。
緑や動物などの多様な生物がダイナミックに描かれ、かつ、様々な色を使いながらもバランスよく配置されていて、あらゆる生物の生き生きとした様子を感じます。地球で共生する生物がどれも欠けてはならない存在なのだと気づきを与えてくれる作品です。
優秀賞
今回は空を飛ぶ鳥の姿の中に豊田講堂、桜、青空を描いて、名古屋大学の豊かな自然を表現しました。名古屋大学の数ある植物の中でも桜を選んだのは、名大附属中学の入学式の日に満開の桜と青空がとても美しかったのが強く印象に残っているためです。これからもこの自然が大切にされ続けることを願います。
桜や緑が瑞々しく描かれており、四季折々にいろいろな表情を見せる名古屋大学の環境が学生生活の思い出の一部となっていることが感じられる作品です。また、鳥の躍動的な姿から、キャンパスで学んだことを糧に新しい地で活躍する学生の若々しさや希望を感じることができます。