環境報告書2016表紙 応募作品の紹介
表紙の公募について
環境報告書2016の作成にあたり、環境報告書の存在をより多くの方に知ってもらうため、本学の学生・教職員へ向けた環境報告書のPR 活動の一環として、表紙作品を公募しました。
初めての試みで、公募した当初は応募作品が集まるのか不安もありましたが、多数の素晴らしい作品の応募があり、これまでにない多くの人の気持ちがこもった表紙とすることができました。
本報告書が多くの方の目にとまり手に取っていただくとともに、本学の環境活動に興味を持っていただく機会となれば幸いです。ご応募いただいた皆様と、公募の周知にご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
選考結果・表彰式について
表彰式の様子
表紙作品については、学生や教職員の方々から計15点の作品をご応募いただきました。編集チームが中心となり、選考した結果、大賞については理学研究科の畔柳早希さん、優秀賞については文学部の木下優友さん、附属高校の鈴木栞さんの作品が選ばれました。
2016年9月2日、竹下事務局長のお部屋に畔柳さん、木下さんをお招きして、表彰式を行いました。竹下事務局長から、表彰状と粗品の贈呈とともに、作品について話を伺いました。鈴木さんについては、新学期が始まっており、表彰式に参加いただけなかったため、後日編集チームで附属高校に伺い表彰状を贈呈しました。
受賞者の畔柳さん(写真左)と木下さん(写真右)
受賞者の鈴木さん
応募作品の紹介
大賞
「自然に囲まれた名古屋大学」をテーマにイラストを描きました。名古屋大学のシンボル的な建物である豊田講堂を中心に、大学内で見られる木々の緑、色鮮やかな花、水、動物を描くことで自然にあふれた名古屋大学を表現しました。また、季節は緑にあふれた夏から環境報告書が公開される秋をイメージしました。
優しい色合いで描かれた豊田講堂の風景や、きれいに咲く花々やそれを見つめる優しい表情の鳥の絵が、読み手を穏やかな気持ちにし、キャンパスへの愛着や豊かな環境への感謝の気持ちを持つことの大切さを感じさせる作品です。
優秀賞
名古屋大学の全構成員が利用するであろう中央図書館と、新緑の木々と星々の軌跡とを写しました。学内には木々も多く、自然との調和もイメージされる写真に仕上がったと思います。夜の静かな雰囲気のなかで、街明りで明るい空にも星は出ていることを実感できる写真でもあります。
星が降り注ぐようにも見える星々の軌跡から、躍動感と希望を感じました。また、豊かな緑を映し出す水面から、都市に存在しながらも静けさとゆとりある空間を持ったキャンパスであることを改めて感じることができ、身近な環境の尊さを気付かせてくれる作品です。
優秀賞
ルリビタキやジョウビタキ、四季折々の植物を円の中いっぱいに描き、その中心に名古屋大学の目印の1つである豊田講堂の青色LEDを使った時計を入れ、より豊かな自然が身近にあり、意識していただけるように工夫しました。このイラストを見た方に少しでも環境を守りたいと感じていただけたらと思います。
数多い研究成果の中のひとつである豊田講堂の青色LEDの時計台や、キャンパス内に共生する多様な生物がいきいきとした姿で描かれ、身近な存在として日々生活の場となっているキャンパスへの愛着を感じることができます。目を美しく光らせている鳥の表情や、枠の中にとどまらない躍動的な線や鮮やかな色彩にも、若々しさや勇気を感じる作品です。