平成25年度 名古屋大学総長顕彰授与式が行われました | |
平成26年3月25日(火)豊田講堂第一会議室にて | |
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総長顕彰委員会
國枝委員長(学生支援担当理事・副総長) |
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本顕彰に係る募集は,各部局への募集要項等送付,ポスター,ホームページ及び名古屋大学駅電子掲示板等を通じて,平成25年12月16日(月)~平成26年1月31日(金)の期間に行われ,その結果,「学修への取り組み」部門に8件の学部推薦が,「正課外活動への取り組み」部門に自薦・他薦を合わせて9件の応募がありました。 |
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学修への取り組み 部門 受賞者 | ||
経済学部経済学科 4年 | 近藤 千花子 | |
情報文化学部自然情報学科 4年 | 大門 佳祐 | |
理学部生命理学科 4年 | 穂苅 早織 | |
医学部医学科 6年 | 宮井 雄基 | |
工学部電気電子・情報工学科 4年 | 加納 隼人 | |
正課外活動への取り組み 部門 受賞者 | ||
TEDxNagoyaU プロジェクトチーム | 代表:山口 涼 (工学部 3年) | |
アカデミック・ランチ | 代表:高田 雄貴 (理学研究科 M2年) | |
米内 竜 (医学部医学科 5年) |
学修への取り組み部門 受賞者のことば・講評 | |
近藤 千花子 | 経済学部経済学科4年 |
国際性と多角的に物事を考えること | |
私は大学生活で多くの機会に恵まれ、様々なことを経験できました。中でも、ゼミでのベトナム、台湾研修やフライブルク大学、ロサンゼルスでの語学留学、大学の授業などで様々な方と交流する機会を通じ、国際性とは何かと考えさせられました。 |
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講評: 「国際性を磨くことと幅広い分野を深く学ぶこと」を心がけて努力し、勉学に取り組む積極的な姿勢は、学部生のレベルを超えたものがあり、他の学生の模範になるものである。海外留学で得た経験と「日本人としてどう考えるか」を応えられるひとになりたいという信念を持ち続け、今後は社会人として活躍することを期待する。 |
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大門 佳祐 | 情報文化学部自然情報学科4年 |
目標の実現へ | |
私は、世界的に活躍できるシステムエンジニアになるという目標に向かって、これまでの学生生活を過ごしてきました。特に、英語と情報知識・技術に焦点を当て、他学部の講義や博士課程学生向け英語ゼミ、インターンシップなどの機会を積極的に活用しました。 |
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講評: 将来に向けての強い意志とその志を果たすための戦略的な計画・行動力は、優秀な学業成績のみならず、TOEICやIELTSといった英語力の強化にも現れ、他の学生の規範となっている。大学院へ進学後も交換留学での機会を活かし、積極的に課題に取り組んで成果を出すことを期待する。 |
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穂苅 早織 | 理学部生命理学科4年 |
名古屋大学から世界へ | |
幼少期から将来は国際的な舞台で活躍したいという夢があり、かねてから大学在学中に留学したいと思っていました。その目標を達成するために大学入学時から専門科目の勉強はもちろん、英語の学習にも力を入れてきました。そして、2年次にはTOEFL-iBTの必要スコアである90点以上を獲得し、4年次に英マンチェスター大学での部局間交換留学プログラムに参加することができました。留学先では「Xenopus四肢再生における活性酸素種の役割」をテーマに卒業研究を行いました。数々の困難に直面しながらも、周囲のサポートに加えて、名古屋大学での3年間で身につけた知識やスキルによって乗り越え、成果を得ることができました。 |
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講評: 学科トップの学業成績と高い英語力、学問に対する幅広い知識と教養は、自分自身を客観的に俯瞰して目標を立て強靱な意志を持って目標達成に向けて努力する姿勢の結果といえる。卒業後はイギリスの大学院に進学してさらなる研究を進めるとともに、将来は国際的に活躍することができる人材となることを期待する。 |
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宮井 雄基 | 医学部医学科6年 |
これからの自分を考える | |
私は“がん”に興味があります。6年間の正課において多くのことを学びましたが、中でももっとも印象的だったのは実習でみた現実でした。実際に様々な悪性疾患で苦しむ患者さんやその家族と触れる機会を得たことで、明確に自身の目標としたいことを見出すことが出来ました。6年次にはその目標に近づくためにまずは知識をより深めようと、がん研究の世界的権威であるRobert A. Weinberg教授のもとへ研究留学しました。ここでの経験は、がんに関する新しい知識や考え方を得られただけでなく、自分自身のこれからの在り方を考えるきっかけにもなりました。今まで見聞きしたものとは異なる議論のすすめ方や、様々な研究者の在り方を見て、自身が自分次第で大きく変わり得ることを知ることが出来ました |
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講評: 1年次より積極的に研究室の研究に参加し、基礎医学研究者(MD研究者)育成プロジェクトや海外の研究室(米国MIT)への留学は、自身の学業向上のみならず、多くの学生に刺激を与えている。卒業後は大学院に進学して「ガン」の研究をさらに進めるとともに、医学部混声合唱団で培った患者さんとのふれあいを大切にし、日本の医学の発展に寄与することを期待する。 |
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加納 隼人 | 工学部電気電子・情報工学科4年 |
未開拓の問題に挑戦した1年間 | |
2011 年に、国立情報学研究所で「ロボットは東大に入れるか。」というプロジェクトが始動しました。このプロジェクトは、人工知能の各技術を駆使し、大学入試問題を計算機で解くことに挑戦するものです。 |
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講評: 優秀な成績と何事にも積極的にチャレンジする姿勢、また勉強を怠らない努力は他の学生の範となるものである。「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトに参加し、国語の問題を自動的に解くプログラムの開発や模試を解くプログラムの開発は、その結果への関心度も高く大きなインパクトがある。将来は大学で学んだ知識を活かして大いに活躍することを期待する。 |
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正課外活動への取り組み部門 受賞者のことば・講評 | |
TEDxNagoyaU プロジェクトチーム | |
名古屋大学から世界へ ~Bridge the Gap~ | |
“TED”はアメリカ発のプレゼンテーションカンファレンスであり、「ideas worth spreading (広める価値のあるアイディアを広める)」という精神のもと運営されています。私たちはアメリカのTED本部からの正式なライセンスを受け、本学の後援や、全学同窓会の支援のもと、TEDxNagoyaUを開催しました。 |
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講評: 「国際性を磨くことと幅広い分野を深く学ぶこと」を心がけて努力し、勉学に取り組む積極的な姿勢は、学部生のレベルを超えたものがあり、他の学生の模範になるものである。海外留学で得た経験と「日本人としてどう考えるか」を応えられるひとになりたいという信念を持ち続け、今後は社会人として活躍することを期待する。 |
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アカデミック・ランチ | |
“知的もったいなさ”の解消にむけて | |
「総合大学という環境は、知的イノベーションに繋がる学術的な多様性に富んでいるにもかかわらず、研究科間の学術的な交流の機会が十分にあるとはいえない。」そういった“知的もったいなさ”に問題意識をもつ若手研究者たちが自発的に異分野交流の場を設け、各メンバーがもつ多様な専門性の融合による新たな価値の創造にむけた活動を行っています。 |
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講評: 異分野間の問題意識を共有し、自由な雰囲気で議論して相互理解を深めることは本学にとっても大変に有意義である。平成26年4月には未来社会創造機構にNIC(ナショナル・イノベーション・コンプレックス)施設も立ち上がるので、「文系」「理系」の枠や立場を超えた文理融合に寄与することを期待する。 |
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米内 竜 | 医学部医学科5年 |
「無限の樹形図」を目指して | |
私は自分達の学生医療系活動が、日本の将来の医療界を良くする原動力になると信じ、活動しています。 |
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講評: 「日本の将来の医療界を変える」という信念のもと、本学に医療系サークルや学生救命サークルを立ち上げるだけでなく大学を超えた医療サークルを立ち上げ積極的に活動する行動力は他の学生の規範である。将来は医者や看護士等の立場の垣根を越えた救急救命医として活躍するとともに、日本の医療に尽力していくことを期待する。 |
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名大トピックス(No.251)にも掲載されています |
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