キャンパスマスタープラン2022
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❸ 東海機構プラットフォーム整備▶ SCHOOL型:従来の講義スタイルに対応した講義室型。知識習得(内面化)に対応。▶ STUDIO型:アトリエやラボ等での体験型学習に対応した型。知識の経験・共同化に対応。▶ STAGE型:プレゼンテーション等の発信の場。仮説の発信を通してフィードバックを得る表出化に対応。▶ STREET型:偶発的な出会いを通して、新たな発見を得る場。連結化に対応。▶ SINGLE型:オンライン授業や集中・内省を促すための個人に対応した空間。• アクティブラーニングの促進や教育効果の向上、WITH/AFTERコロナにおける新たな教育の進展等に対応するべく、教育空間を以下の「学びの空間5類型」に再定義し、整備を図っていく。• 上記は相互に補完しあう関係性を持っている。特定の類型をあるエリアに偏った配置とするのではなく、< 3-1-2 交流スペース>の整備と併せ、計画的に分散配置するなど場の多様性の確保に努める。 • 上記「学びの空間5類型」については、屋内外の空間の連続性を意識するとともに、効果的な吹き抜けの設置や仕切り壁のガラス化などによる平面・立面的な視覚的な広がりを担保することで「学びの空間」内外にわたる「見る・見られる」の関係を作り、偶発的なアクティビティの誘発に留意する。• 講義室は将来の教育スタイルの変化に柔軟に対応できるフレキシブルな空間とする。• WI-FI等の通信環境の整備により、モバイルツールを駆使した場所に縛られない学習が可能となってきた。このような背景から、自宅を1stプレイス、講義室を2ndプレイス、自宅でも講義室でもない空間 (コモンスペースやラーニング・コモンズ等)を学生のための居場所である3rdプレイスと捉えなおす意識変革が求められている。• コモンスペースやラーニング・コモンズ等の共有空間は、ハイブリッド型授業の進展に対応したバッファ空間としても機能することから優先的に整備する。特に学生の自学自習スペースは、前述の「学びの空間5類型」とも相互に補完しあう関係性をもっているため、配置には留意する。• 東海機構プラットフォームの周辺建物低層部に交流スペース及び講義室を配置することで有機的な連携を促す。部局再編や建物の改修に際しては、各管轄部局拠出の全学共用スペース等の共用スペースを優先的に当該部分に誘導する。• 東海機構プラットフォームは、ICTにより各キャンパスの教育施設と有機的に連携し、教育改革(高度化・多様化・国際化)を強力に推進し共創の中心的な存在として整備する。ここではアクティブラーニングや VR など、新たな教育を開発、実践し、東海機構全体へ展開していくための教育改革の拠点とするほか、多様な人びとが集い、互いに学び合う場とする。• また、ICTにより岐阜大学も含めた各キャンパスの教育施設と有機的に連携し、学生や研究者・地域・ 企業など多様な「人」と「知」の共創を促し、教育に限らず、あらゆる分野において両大学の強みや特色を融合させ、さらなるイノベーション創出の場とする。※1 「学びの空間5類型」: (同志社女子大学・上田信行モデルを踏まえ再定義)0643|6か年における実施計画❶ 多様な学びに対応した多様な質をもった空間の整備 「学びの空間5類型」※1❷ 学生の居場所の整備

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