キャンパスマスタープラン2022
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❸ 駐輪場整備 ❹ キャンパス内の安全性❺ 学内移動交通の導入(自転車シェアリング、自動運転バス等) 3|6か年における実施計画❶ ウォーカブルなキャンパスの形成に向けた検討❷ 駐車場・ 入構車両への対応 • 東山・鶴舞・大幸の各キャンパスにおいて、入構する自転車台数に対して、駐輪場の絶対数が不足しており、特に建物周辺に駐輪スペースが少ないため、歩道にあふれ、キャンパス内の移動に支障を来たしている。• 卒業生による放置自転車もキャンパス内に多く存在し、駐輪場を圧迫する要因となっている。• スタンドなし自転車の増加に対応可能な駐輪設備が対応しきれておらず、建物周辺の手摺や柵への駐輪が多く見られる。• バイクプールは、全体として絶対数が不足している。一方で、二輪(原動機付自転車含む)の乗り入れは許可制となっているが、許可車両を遥かに超える台数の入構があり、実態が把握できていない。• キャンパス内での自転車事故の多発、さらに近隣住民から苦情が寄せられるほど危険な車両の公道への入出構等、危険な状況が散見されている。物理的な一時停止対策などのハード面、ルールの厳格化などのソフト面の両面での対策が必要である。• 一部では歩道が狭隘なため、歩行者と車両の動線が錯綜するなど、危険な状態の箇所がある。• 自転車シェアリングについては、広告収入で維持費を賄うシステムも含め導入にむけた検討を行ったが、事業性の観点で現状では導入が困難と判断した。• 自動運転バスのキャンパスへの導入については、安全性の確保や維持・運営面等において課題が多いことから、現状では導入が困難と判断した。• 公用車のシェアリングについては、民間企業の時間貸し駐車場事業委託に合わせたカ―シェアを検討していたが、用地確保の都合上、保留となっている。• 歩車分離と歩車共存エリアの住み分けや外周部への駐車スペース集約等、ウォーカブルなキャンパスに向けた将来計画の立案については、検討体制を構築した上で、交流スペースや緑化も含めた総合的な視点で具体な整備計画やロードマップの作成、予算の確保についての検討を行う。• 計画の実施に当たっては、ヘルシーストリート(キャンパスをウォーカブルにすることで、日常の中の徒歩移動を促進し、自然に身体活動量を増加させることを目標とする概念)を参考に、駐車、植栽、歩道幅員・段差等、歩きやすさ、ベンチ、日影の調査を踏まえて実施する。• 上記に先行して、東海機構プラットフォーム整備に併せて将来のグリーンベルト南北の道路の歩行者専用化について検討を進める。• 工学部新7号館整備に合わせてノーベル賞通りを西地区へ延長し、歩行者専用化の検討を行う。また、 同整備に併せ、キャンパス散策路について残りの未整備部分の整備を実施する。• 主要3キャンパスは地下鉄、市バス等の公共交通機関からのアクセスが良い地域に立地している。駐車場利用者には身障者対応など特別な場合を除き、公共交通機関での来学を促すとともに、実態を考慮したうえで車両入構許可のさらなる厳格化を行う。• 公用車の部局間シェアリングの導入等の検討を通し、保有台数・駐車スペースの削減と効率的運用並びに管理費の減少を図る。その際には、公用車のEV化や充電スタンドの整備など、社会状況を見据えて適宜対応していく。051

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