キャンパスマスタープラン2022
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東山、鶴舞、大幸の 3 キャンパスでは、キャンパスの外周部に駐車場を確保し、構内の通過交通を抑えることで歩行者を優先したウォーカブルなキャンパス整備を基本とする。わかりやすく、安全で、静かで、 美しいキャンパスをつくる上で、周辺の駅や道路との関係を踏まえた歩行者・自動車・自転車等による交通計画や駐車場計画が極めて重要となることから、以下の基本方針とともに、各キャンパスでの整備方針を定める。• 東山キャンパス、鶴舞キャンパス、大幸キャンパスにおいて、いずれもキャンパスの骨格ともなる全学 共用交流域に沿ったわかりやすい歩行者動線計画を行う。• キャンパス周囲の環境との関係を考慮し、わかりやすい位置に、キャンパスの顔となる主要な出入り口  「キャンパスエントランス」を整備する。• いずれのキャンパスも鉄道、地下鉄、市バス、高速道路など公共交通機関からのアクセスが良い地域に 立地しているため、来学に際しては公共交通機関の利用を基本とする。• やむを得ない事情による車でのアクセスについては、敷地外周部へ駐車場を集約的に複数個所整備する。なお敷地の制約から、一部立体駐車場による整備を検討する。• ウォーカブルなキャンパスの象徴として、キャンパス中央部は歩行者中心の空間として、安全な環境をつくる。その際、キャンパス内の道路は、「歩行者専用道路」と「歩車道」(サービス・緊急車両通行可)の 2 つに分ける。• バリアフリーにとどまらない、ユニバーサルデザインの観点からの整備を行う。• 施設近傍の適切な位置に意匠に配慮した駐輪場整備を進め、キャンパス景観の向上を図る。• 東山・鶴舞・大幸キャンパス共に、歩行者動線に沿った交流スペースの整備、街路樹整備を進めることで美しいキャンパスを実現する。• キャンパスエントランスとして、四谷・山手通りに沿いならびにキャンパス外周部の主要な出入口に塀を設けないエントランス整備を行い、周辺地域に開かれたキャンパスを演出(構築)する。• ウォーカブルなキャンパスの構築のため、グリーンベルト両サイドの駐車場を廃止、安全な歩行者空間を整備する。• 東西に1,400m、南北に600mの大きさをもつ敷地のため、公共性および費用対効果の観点から構内の移動 手段を検討する。例えば、シェアサイクルや電動カートなど、技術開発状況を踏まえ積極的に活用する。• キャンパスエントランスは、キャンパス西に 2箇所、北、東に 1箇所ずつ整備する。鶴舞公園側の境界線沿いは医療機能エリアのメインエントランスとして帯状にとらえ、旧愛知医学校の遺構である門扉を含む景観を活かした公道との連続的な整備を行う。 • ウォーカブルなキャンパスの構築を目指し、研究/教育エリアのメインエントランスから図書館広場まで続く並木道(キャンパスアイデンティティにて整備予定)は歩行者優先通路とする。 • 新規の駐車場整備においては、キャンパス東側や新築建物整備における地下利用も含めた駐車場の合築等、高度利用も含め検討する。0281|交通計画の基本方針(図2–9)❶ わかりやすさ(キャンパス軸と呼応した東西・南北方向の動線の維持)❷ 安全性(歩車分離動線、キャンパス外周部への駐車場整備、ユニバーサルデザイン)❸ 美しさ(景観への配慮、建物近傍への駐輪場整備、歩行者動線の設え)2|東山キャンパス3|鶴舞キャンパス2-2-2 交通計画

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