キャンパスマスタープラン2022
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アカデミックプランやキャンパスの課題、ならびに上記のコンセプトから導き出された、 CMP2022で重点的に取り組む主要な 10 のテーマとそれぞれのテーマごとに実現すべき目標や具体的な施策を示す。これらの10のテーマ以外にも取り組むべき事項は多数あるが、ここに示された目標を達成することが、この 6 年間で実現すべき主なアクションプランとなる。各テーマの具体的な内容は、第 3 章、第 4 章で記述する。❶ 学生活動や地域・産学連携拠点となる交流スペースの再編・開かれたキャンパスの象徴となる東海機構プラットフォームの整備・構成員の居場所となり、地域や企業を含む交流の拠点となる屋内外パブリックスペースの整備・ランドスケープと一体となった建物低層部の開放 ❷ エコロジカルでウォーカブルなキャンパスへの転換・グリーンベルト周りの歩行者空間化、周辺部駐車場の整備・地下鉄駅と直結するウォーカブルな屋外エリアの再生・屋外交流施設と一体となったグリーンインフラ整備 ❸ キャンパスのカーボンニュートラル化の推進・2050年のカーボンニュートラル社会構築を目指したキャンパスでの温暖化ガス排出量目標→2030年までに2013年比51%以上削減・再生可能エネルギーの積極的導入、施設整備時の木質化の推進・計画的な設備更新・高効率化による着実な消費エネルギー削減 ❹ 安全・安心なキャンパスの実現と施設の強靱化・ウイルス感染抑止等に対応できる冗長性の高い施設の構築・非構造部材耐震対策と非常時のライフライン確保・東海機構・デジタル化・再エネ設備導入に対応したBCP再編 ❺ 次世代教育に対応した教育スペースの再編・「新たな学び」に対応した教育スペースの再構築・グリーンベルト周りの機能移転による教育スペースの再編・オンライン講義・アクティブラーニングに対応した学生スペースの確保 ❻ 最先端研究拠点としてのリビングラボラトリ・企業等による施設整備の促進と産学連携スペースの拡充・研究成果に基づく実証フィールドとしてのキャンパス活用・若手研究者スペースの確保・新しい働き方に対応する執務・研究環境への転換 ❼ ウェルネス向上とダイバーシティに対応した施設整備・ウェルネスを実現する空間整備・子育て支援、LGBT等、障害者対応など、幅広く捉えたユニバーサルデザインの推進とマニュアル改訂・多様な構成員が一緒に普通にいる環境整備の推進 ❽ 鶴舞団地・附属病院の再生と機能強化・鶴舞団地の持続可能な再整備プランの策定・キャンパスらしい交流スペースの創出・低炭素化に資する大規模設備更新計画の策定(新ESCO事業等) ❾ 持続可能な施設維持のためのインフラ長寿命化計画の実行・改築・改修サイクル見直しによる施設長寿命化計画の再構築・持続可能なキャンパスの適正規模の追求・修繕や運用にかかる費用の圧縮と維持管理品質の担保 ❿ 保有資産を最大限活用した戦略的スペースマネジメントの実践・競争的スペースや新たな教育研究ニーズへ対応のための新たな枠組み導入・会議室など共用スペースの管理システム導入による稼働率向上・教育の質の転換に対応した講義室の規模・数・質の最適化0121-3-4 キャンパスマスタープラン2022の主要テーマ

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