キャンパスマスタープラン2022
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本学が保有する施設809,131㎡(2021年5月現在)のうち、建設後25 年以上が経過した施設は、367,742㎡(45.4%)である。このうち2021年度までに、214,577㎡(建設後25 年以上の建物の58.3%)の施設の改修が完了し、残りの改善が必要な老朽施設は、153,165㎡(建設後25年以上の建物の41.7%)である。今後、経年25年以上の施設が増加し続ける状況にあり、本計画期間が終了する2028年時点では、さらに110,321㎡増加する見込みである。老朽化対策の遅れは、施設利用者の安全面のリスクを高めるのみならず、建物の長寿命化や機能改善による教育研究環境の維持向上が図られないため、その追求を阻害するおそれがある。したがって、施設整備補助金の獲得に加え、新たな財源確保にも注力しながら、施設の老朽度、緊急度、教育研究への影響度等を総合的に勘案し、計画的に改修を推し進めていく必要がある。一方、4次にわたる施設整備5か年計画に伴い、多くの建物の耐震改修が実現し、耐震性の劣る建物はなくなった。天井等非構造部材については、体育館、講堂などを中心に耐震化が進められたが、大規模空間の特定天井を有する室で耐震対策が実施できていない室があるため、早急に対応する必要がある。 100▲図5-3 老朽建物分布2|施設の老朽化・耐震化

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