❹ 運用フェーズ1|名古屋大学としてのブランディングとデザインガイドライン2|建物・外構に関するデザインガイドライン❶周辺道路との連続的環境整備❷周囲に圧迫感を与えない施設配置❸壁面線・スカイラインの統一、調和• 施設ごとに特化した事項について、要求性能が達成されているか実測などによる検証・利用実態を把握し、要求性能を満足させるよう施設設備のチューニングを実施• ユーザー満足度調査をアンケートで実施• OPR の内容によっては行動観察調査などを実施長期的、中期的に目指すべきキャンパス空間の目標については、2章・3章で、デザインガイドラインのプロセスは4章で記述した。これらのプランを踏まえて、キャンパスの美しさを長期的につくり出すことは、大学としてのイメージを確立(ブランディング)する上で重要である。この節では、本学のキャンパスの歴史を継承し、個々の建築・外構や全体の調和のある景観を継続的に向上させるために、設計者が参照すべきデザインガイドラインを示す。周辺道路近くの施設配置や建物デザイン、屋外環境整備については、通りとの関係を重視し、空間的に連続した環境として計画・整備する。特に、東山キャンパスでは、キャンパスを貫く四谷・山手通りが地域との接点となる。また、都市景観形成地区にも指定されており、通りとの連続性が重要である。キャンパスは、住宅地に囲まれるとともに、地域の幹線道路に面している。道路を歩行者にとって快適な街路とし、落ちついた住環境を実現するために、圧迫感を軽減し、日照を確保するなど、建物配置上の配慮をする。建築群のまとまりと調和を与えるため、壁面線やスカイラインを統一する。スカイラインの統一に合わせ、軒先の形態や建物の立面デザインにも配慮する。0884-3-3 デザインガイドライン
元のページ ../index.html#106